数字で見る、いまのペット事情

~飼育率8%台が映す”選ばれている暮らし”~

一般社団法人ペットフード協会が発表した2025年の全国犬猫飼育実態調査によると、

犬の飼育頭数は約682万頭、猫は約885万頭とのことでした。

 

数字だけを見ると、かなり多く感じます。

けれど飼育率で見ると、犬は8.50%、猫は8.42%。

つまり、日本ではペットと暮らしていない人のほうが圧倒的に多数派です。

 

 

この数字は、正直に言えば体感より低く感じました。

仕事柄、日々ペットと向き合い、SNSでも動物の投稿を目にすることが多い生活をしていると、“ペットのいる世界”が当たり前のように思えてくるからです。

 

けれど現実には、

ペットや動物に特別な関心がない人もいる。

苦手な人もいる。

住環境や事情によって迎えられない人もいる。

それぞれに事情があって、それぞれの暮らし方があります。

 

 

だからこそ、ペットと暮らすという選択は、

“なんとなく”ではなく、きちんと選ばれているものなのだと感じます。

 

ちなみに、犬にかかる年間支出は平均で約41万円、猫では約18万円というデータもあります。

月に換算すると、犬で約3万円強。フード代だけでなく、医療費や用品、保険なども含まれています。

 

物価上昇が続く中、ペットフードの価格も上がっています。

生活コストは決して小さくありません。

 

 

一方で、今回の調査ではこんな傾向も示されました。

子どもの頃に動物と触れ合う経験が多いほど、成人後もペットとの生活を望む傾向が高いということです。

 

また、ペットは単なる愛玩動物ではなく、

心身の健康を支え、命の大切さを学ぶ存在として、

家族の一員という位置づけがより明確になってきているとも述べられていました。

 

 

コストの問題もあれば、価値の変化もある。

飼育率は1割に満たない。

それでも、何百万人という人が動物と共に暮らしています。

 

統計は冷たい数字のようでいて、

誰かの“選択”の積み重ね。

そしてその一つひとつは、

当たり前ではなく、責任を伴った選択なのかもしれません。

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